慰霊の日

toma

2011年06月25日 05:38



ちょっと、遅れましたが
6月23日は慰霊の日でした。

0時ちょうどに沖縄中が黙祷をする日。

沖縄戦で亡くなった方の御霊を慰める日、
過去に起こった悲惨な出来事を思い、
2度としてはいけないと、再び誓う日です。

私が学生の頃は、
この日が近づくと図書館に戦争の時の写真が
たくさん並べられました。

ぼろぼろになった服をまとって疲れきった人、
小さな女の子が白い旗を持ってたたずむ姿、
重なりあった死体、
血だらけの男の子、
米軍に抱かれた女の子。

どれも怖い写真ばかりで
私は学生の頃は、この時期の図書館が正直苦手でした。

昨日の新聞には、慰霊の日の記事が沢山ありました。

平和の礎にたくさんの方が訪れ、
戦争で亡くした友人、家族を思い、戦争について語っていました。

「3歳の娘を栄養失調で亡くした。
だから今日は娘がお腹いっぱいになるように
たくさんのお菓子とご飯を持ってきた。」

涙がでそうでした。

自分の子どもを思うととても苦しくなりました。

民間・兵隊関係なく約20万人の方が沖縄戦で亡くなられました。
戦争が終わって66年。

体験した方がどんどん高齢になり、
沖縄戦があったことが、沖縄戦の恐ろしさが、
いつか薄くなって忘れ去られ、
日本がまた同じ過ちを繰り返すのではないか・・・

と、ふと不安になりました。

大人になってから悲しすぎて怖すぎて
目をふせていました。

学生の頃は毎年聞いていた話。
怖くて悲しくて・・・

大人になってからは見ないようにしてた。
でもしっかり私が学んでいこうと思いました。

息子や、息子の子供たち、またその子供たちへ
同じ思いはさせないように。

今いる私が事実を知り守っていかなくては、
次世代につないでいけない。


まだ、行ってない平和の礎に、
しばらく行っていなかった平和記念公園へ
次のお休みに行ってみようと思います。

沖縄戦で亡くなられた方が
安らかに眠れますように。

戦争がない平和な世界が訪れますように。


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